【11月12日 AFP】ニュージーランドの首都ウェリントン(Wellington)の米国大使館に12日、不審な小包が届き、警察の爆発物処理班や消防隊員が出動する騒ぎがあった。同国では前日、エボラウイルスが入っていると書かれた2つの郵送物が発見されたばかり。

 大使館関係者によると、不審な小包は通常の郵送物処理の際に見つかった。警察によると、X線検査によって中に小瓶が入っていることが分かったため、小包は未開封のまま政府の検査機関に送られた。

 11日に見つかっていた2つの不審な荷物は、それぞれウェリントンの議会とオークランド(Auckland)にある新聞社ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)本社に送りつけられ、中にはプラスチック製の瓶と、瓶の中の液体はエボラウイルスのサンプルだと書かれた文書が入っていた。液体は、検査のためオーストラリアに送られた。(c)AFP