【10月29日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は28日、アフリカサッカー連盟(CAF)のエボラウイルス拡散の抑制手法を支持する声明を発表した。

 FIFAは、大会などでのエボラウイルス拡散を防ぐため、世界保健機関(World Health OrganizationWHO)と定期的に連絡をとっており、「現在エボラ出血熱の強烈な感染を経験した国(リベリア、シエラレオネ、ギニア)の国際試合を、中立地で行うというCAFの決断を支持する」と声明で発表した。

 また、各国クラブに対しては「高リスクの国で国際試合」を行った選手が帰国した際に「メディカルチェックを行うよう」に推奨している。

 一方でFIFAは、モロッコで行われる14クラブW杯(2014 FIFA Club World Cup)を12月に予定通り開催すると発表した。

「世界保健機関によれば、モロッコからのエボラの事例は現在報告されていない。よって、準備作業は計画通りに進められている。FIFAは状況を注視しており、モロッコ側と緊密に連絡を取り合って、WHOの専門指導に従って常に見解を更新していく」

(c)AFP