【10月23日 AFP】14MLBは22日、ワールドシリーズ(7回戦制)第2戦が行われ、カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)は7-2でサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)を下した。

 ロイヤルズは、2-2で迎えた6回にオマー・インファンテ(Omar Infante)がプレーオフで自身初となる2点本塁打を放つなど一挙5得点を挙げて勝利し、対戦戦績を1勝1敗の五分に戻した。

 ベネズエラ出身32歳のインファンテは、2006年から3球団にわたり、5度のポストシーズンで145打席無本塁打だったが、この試合で左翼スタンドに打球をたたき込んだ。

 現役選手では、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のジョン・ジェイ(Jon Jay)の189打席無本塁打がプレーオフ最長となっている。インファンテはこれにつぐ2番手の最長記録を保持していた。

 初戦を1-7で落としていたこともあり、本拠地での2戦目の勝利はロイヤルズにとって必須のものだった。これまでシリーズ開幕から2連敗したチームは、53回中42回敗れており、特にここ最近では16回中15回、9回連続で敗退となっていた。

 ジャイアンツは、2010年に56年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を果たして以降、5年間で3度目となる王者の座を目指している。一方のロイヤルズは、1985年以来、史上2度目となるワールドシリーズ制覇を目指し、今年はメジャーリーグ記録となるプレーオフ開幕から8連勝を達成して勝ち上がってきていた。

 ロイヤルズの先発マウンドに上がったヨルダーノ・ベントゥラ(Yordano Ventura)は、新人選手としては全ポジションを通じてチーム史上初めて、ワールドシリーズでの先発出場を飾った。また、新人投手のワールドシリーズ先発登板は、2007年のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)、松坂大輔(Daisuke Matsuzaka)以来となった。