【10月10日 AFP】男子テニス、上海マスターズ(2014 Shanghai Rolex Masters)は9日、シングルス3回戦が行われ、大会第5シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)は2-6、6-1、6-2で第11シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を下し、準々決勝に駒を進めた。

 第1セットを先取したマレーだが、過去12戦で7勝と勝ち越していたフェレールに逆転負けを喫し、上位8選手のみが出場できるATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)のポイントランクでは9位となっている。

 ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)をはじめとする、上位10シードの半分がすでに敗退している今大会で、マレーは快勝で3回戦を突破するかにみえた。

 しかし、第2セット以降は、フェレールが力強いグラウンドストロークで主導権を握り、強力なトップスピンでマレーを苦しめる。

 第3セットでも早々にブレークを奪ったフェレールは、2度目のブレークで5-2とマレーを突き放し、最後は1時間55分で試合に決着をつけた。

 英ロンドン(London)で行われるATPファイナルには、すでにノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ナダル、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が出場を決めており、選手は残り5枠を懸けて争っている。

 しかし、出場を目指す選手のほとんどは今大会ですでに黒星を喫しており、第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)のみが8強入りを決めている。(c)AFP