【10月5日 Relaxnews】旅行業界のための最新バーチャルリアリティー技術の可能性が広がる中、高級ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナル(Marriott International)は、アームチェア・トラベル(旅行ガイドやテレビ番組を見て旅行に行った気分を味わうこと)の概念を全く新しいレベルに高める、「テレポーター(Teleporter)」キャンペーンを開始した。

 9月末、新婚カップルの「仮想の新婚旅行」を楽しんでもらう目的で、米ニューヨーク(New York)の市役所前に「テレポーター」のブースが設定された。

 ブースに入った人たちは、ハワイ(Hawaii)・マウイ(Maui)島の黒砂ビーチや、英ロンドン(London)の高層ビルの上など、息をのむような4D旅行を体験できる。

 参加者の笑い声から判断すると、コンピューターの生成した映像に加え、太陽の熱、そよ風、海水のしぶきを再現するファンやヒーター、香り発生装置が作り出す体験は、非常にリアルなようだ。

 テレポーターのブースは11月まで、全米8か所のマリオットホテルを回り、宿泊客に世界のさまざまな場所をバーチャルで旅行する機会を提供する。

 マリオットのテレポーターのスケジュールと映像はこちらで見ることができる。
https://travel-brilliantly.marriott.com/our-innovations/oculus-get-teleported

(c)Relaxnews/AFPBB News