【9月30日 AFP】男子テニスの錦織圭(Kei Nishikori)は、8選手が争うATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2014)に出場する初のアジア人選手になる希望を携え、高まる自信を胸にシーズン終盤を迎えたコートに立つ。

 30日に行われた楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2014)のダブルスで勝利を飾った錦織は、「今は6位(今季のポイントレース上)なので、ワールドツアー・ファイナルの出場権を手に入れたいです」と語った。

 28日にマレーシア・オープン(Malaysian Open, Kuala Lumpur 2014)を飾ったばかりの錦織にとって、出場権獲得のチャンスは今回が初めてとなっている。

「どの選手もプレーしたいと思う大会。6位にいるのはうれしいですが、これから数週間はいろいろやることがあります」

 翌週には上海マスターズ(2014 Shanghai Rolex Masters)の出場を控える錦織は、「この順位にいることはうれしいですが、接戦ですし、どの選手も出場権を手に入れようとしてきます。このアジア開催の残りの大会で良い結果を残せれば楽になると思うので、しっかりとやっていければと思います」と続けた。

 母国の観客が集まる有明コロシアム(Ariake Colosseum)で行われるシャパンオープンに大会第4シードとして臨む錦織の初戦は、10月1日のイワン・ドディグ(Ivan Dodig、クロアチア)戦となっている。

 24歳の錦織は、2012年大会(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2012)で日本人唯一となる優勝を飾っている。(c)AFP