【9月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドの元指揮官アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が28日、男子ゴルフの対抗戦、第40回ライダーカップ(The 40th Ryder Cup)で欧州選抜の勝利に貢献した。

 スコットランド出身で元名将のファーガソン氏は、欧州選抜のポール・マッギンリー(Paul McGinley)主将から依頼があり、英グレンイーグルズ(Gleneagles)で開催された大会で、チームを激励するために招集された。

 この日、最後のシングルスマッチ12試合に臨む選手たちを前に、最初のティーグラウンドに立ったファーガソン氏は一際目を引いていた。

 ファーガソン氏は、自身の参加について、「ただ選手全員と世間話をしただけだ」とし、「選手たちよりも、私のほうが舞い上がっていたと思う。彼らと一緒に過ごせて最高だった」と述べた。

 マッギンリー主将は、ファーガソン氏が特にユナイテッドの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)での試合経験から、今大会では地の利を生かして優位に戦うことをはじめ、12人の選手たちに役立つ言葉や考えを述べたことを明かしている。

 マンチェスター・ユナイテッドの大ファンであるロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は、ファーガソン氏の話を聞きながら「夢心地」だったと明かした。

 2013年に監督を退任したファーガソン氏は、マンチェスター・ユナイテッドを率いた26年間で、リーグ優勝13回、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇2回を含め、合計38個のトロフィーを獲得している。

 今大会で欧州選抜が16.5-11.5と米国選抜に圧勝すると、ファーガソン氏は心を揺さぶられた日になったと述べた。

 ファーガソン氏は、「一日中、本当に興奮がやまなかった。最初のティーグラウンドに立った際には、信じられない雰囲気に包まれた」と述べた。

「ファンが、米国チームを盛り上げていたのは素晴らしかった。両チームの戦いぶりも実に友好的で、本当に特別な大会になった」

(c)AFP