【9月28日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)は27日、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)戦でけがからの復帰2戦目となる先発登板に臨み、2回途中で降板して敗戦投手となった。試合はヤンキースが4-10でレッドソックスに敗れている。

 右肘靱帯(じんたい)の部分断裂から2か月ぶりの復帰登板となった21日は堅実な投球を見せていた田中だったが、この日は7安打7失点(自責5)を許して1回3分の2で降板した。これで、来季を棒に振る可能性もある、肘の手術が必要となる懸念が誘発された。

 一方、この試合では、レッドソックスのファンにとって、この十数年間愛すべき嫌われ者だったヤンキースのデレク・ジーター(Derek Jeter)が登場した。

 25日に行われた本拠地ヤンキー・スタジアム(Yankee Stadium)での最終戦の9回にサヨナラ安打を打ち、疲れ切ったジーターは、この3連戦の初戦となった26日の試合に出場することはなかった。

 ア・リーグ東部地区でヤンキースと激しいライバル関係にあるレッドソックスのファンは、試合前にジーターが外野でウオームアップを行った際には声援を送った。さらに、指名打者としてこの日最初の打席に立った際にも、ジーターは拍手喝采を受けた。

 この日のジーターは内野安打を放って通算安打数を3464本に伸ばし、5回に2打数1安打でベンチに退いた。(c)AFP