【9月27日 AFP】米オクラホマ(Oklahoma)州ムーア(Moore)の警察当局は26日、同州の食品流通企業を解雇された男が25日、逆上して刃物を振り回して暴れ、勤務していた会社の従業員を殺害したと発表した。殺害する際に被害者の首を切断したという。

 地元警察の発表によると、オールトン・ノーレン(Alton Nolen)容疑者(30)は「自分の車を駐車場から会社の前まで移動させた…正面玄関から中に入り、出くわしたコーリン・ハフォード(Colleen Hufford)さんを殺害し、その際に被害者の首を刃物で切断した」という。

 容疑者はハフォードさんを殺害した後に別の従業員にも切り付けたため容疑者の上司だった人物が銃を撃ったという。警察はこの上司を英雄とたたえている。負傷した従業員は病院に救急搬送され、容体は安定しているという。 

 銃で撃たれた容疑者も病院に搬送され、容体は安定している。容疑者は被害者を無差別に選んだとみられており、容疑者とテロとの関連性は今のところ確認されていない。

 警察は、「容疑者の同僚らから事情を聞いたところ、容疑者はしばらく前から数人の同僚にイスラム教への改宗を勧めていたことが分かった」と説明している。この事件の性質に鑑み、地元警察は連邦捜査局(FBI)に捜査協力を要請した。(c)AFP/Michael THURSTON