【9月25日 AFP】14-15スペイン1部リーグ1部は24日、第5節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はマラガ(Malaga CF)と0-0で引き分け、今季初めて勝ち点3を逃した。

 公式戦の連続無失点記録を6試合に伸ばしたバルセロナだが、ここまで示してきた爆発力を欠き、リオネル・メッシ(Lionel Messi)もマラガの守備陣に封じられた。

 それどころか、この試合でゴールに最も迫ったのはホームのマラガの方で、ルイス・アルベルト(Luis Alberto)のFKは、FCバルセロナのGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)が弾いたあと、ポストに嫌われた。

 試合は前半からほとんど得点機が生まれず、唯一枠内へ飛んだノールディン・アムラバト(Nordin Amrabat)の低いシュートも、ブラーボが難なく処理した。

 バルセロナも得点機は作り出せず、ジョディ・アルバ(Jordi Alba)のクロスからメッシが2度ゴールに迫ったが、胸で押し込もうとしたシュートは枠を外れ、前半終了間際にはクロスに届かなかった。

 アウェーのバルセロナは後半もアイデアを欠き、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)とネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を下げてサンドロ・ラミレス(Sandro Ramirez Castillo)とムニル・エル・ハダディ(Munir El Haddadi Mohamed)を投入し、状況の打開を図った。

 それでも、この交代直後に良い時間帯を作り出したのはマラガだった。ロベルト・ロサレス(Roberto Rosales)がペナルティーエリア付近から狙ったシュートは枠をとらえなかったものの、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から期限付きで加入したアルベルトのFKは、ブラーボのセーブでコースが変わったあと、ポストに当たった。

 その直後には、マラガのGKイドリス・カルロス・カメニ(Idriss Carlos Kameni)がバルセロナに先制点をプレゼントしかけたが、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)のヘディングシュートへの反応は遅れたものの、ライン手前で何とか防いだ。

 マラガは終了7分前に、主将のウェリグトン(Robson Weligton)がメッシの顔を小突いたが、幸運にもレッドカードは免れ、チームもそのまましのぎ切って健闘にふさわしい勝ち点1をものにした。

 この結果、バルセロナは勝ち点を13に伸ばし、同日行われた試合で、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)に1-0で勝利したセビージャFC(Sevilla FC)と首位タイで並んでいる。セビージャは、バルセロナから期限付きで獲得したジェラール・デウロフェウ(Gerard Deulofeu)が決勝点を挙げた。

 そして勝ち点2差の3位には、敵地でアルメリア(UD Almeria)に1-0で勝利したアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がつけた。(c)AFP/Kieran CANNING