【9月24日 AFP】米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and PreventionCDC)は23日、西アフリカのリベリアとシエラレオネでエボラ出血熱の感染者数が最悪の場合、2015年1月までに140万人に急増する恐れがあると推測した報告書を公表した

 CDCは、来年1月20日までのリベリアとシエラレオネ両国におけるエボラ感染者数を55万~140万人と予測している。これは、史上最悪の規模となった現在のエボラ出血熱感染は実情より過少報告されていると推測し、把握した数字を2.5倍して算出したものだ。

 一方専門家らは、CDCの推測は、これまでに感染者約6000人の約半数が死亡している西アフリカのエボラ出血熱の対策を米国が強化する以前の8月時点の数字を基にしており、現状を正確に反映していないとの見解を示している。(c)AFP