【9月21日 AFP】アフガニスタンの大統領選で決選投票に進んだ候補2人は21日、挙国一致政権の樹立に関する合意文書に署名した。これにより、選挙結果をめぐって続いていたこう着状態にようやく終止符が打たれた。発表が見送られてきた最終的な開票結果も近く公表される予定だ。

 6月に行われた決選投票の暫定結果で勝利を収めたとされているアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相が大統領に就任し、アブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相は首相にあたる「行政長官」に就く人物の任命権を得るとみられる。

 ガニ氏とアブドラ氏はいずれも、大統領選では自らの勝利を主張してきた。このため国連(UN)と米国は、1990年代の民族の分裂と紛争の再発を阻止するため、「挙国一致政権」の樹立を強く勧めてきた。(c)AFP/Emal HAIDARY