【9月17日 AFP】アフリカ東部ウガンダのミスコン「ミス・ウガンダ(Miss Uganda)」の主催者は、大会のイメージチェンジを図るため、最終審査を従来のファッションショー方式ではなく、軍が支援する農業訓練プログラムで行うことを明らかにした。

 今年の大会から最終選考に残った候補者20人は、ステージ上でスポットライトを浴び容姿の美しさを披露する代わりに、農場で養鶏や牧畜、農産加工品の梱包技術などを競う。優勝者は来月25日に発表される。

 さまざまなイベント主催者と組み、地方部の生産力向上を支援するウガンダ軍の訓練プログラム「富の創造作戦」のキフラ・ヌクバ(Kihura Nkuba)氏は、軍と提携するミスコンは「世界で最も話題に上るミスコンテストになる」と自信を示す。

 ミスコン運営団体「ミス・ウガンダ」のブレンダ・ナニョンジョ(Brenda Nanyonjo)社長によれば、肥沃(ひよく)な土地に恵まれながら貧国のウガンダで最大の産業である農業に、より多くの若い女性を呼び込むことが狙い。

 ミスコンの最終選考に進んだ候補者たちには、ジャガイモ粉、マンゴージュース、コーンフレーク、はちみつなどの農産加工に参加してもらうという。ミス・ウガンダが、こうした農産加工品を支援すれば、ウガンダ内外への市場拡大につながる確実な貢献となるとヌクバ氏は語った。ミスコン出場者たちも、この改革を受け入れている。(c)AFP