チェルシー、シャルケに不満の残るドロー 欧州CL
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【9月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は17日、グループリーグ第1節の試合が各地で行われ、グループGのチェルシー(Chelsea)は1-1でシャルケ04(Schalke04)と引き分けた。
クラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)の後半の同点弾で、シャルケが敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で思わぬ引き分けを手にした一方、チェルシーはしどろもどろのスタートになった。
今季開幕から圧倒的な強さを見せていたチェルシーは、前半早々にセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)が先制点を挙げ、グループGの支配権を手中に収めるかと思われた。
しかし、今季開幕前にFCバルセロナ(FC Barcelona)から2700万ポンド(約47億5700万円)で移籍したセスクの加入後初得点は、ブルース(Blues、チェルシーの愛称)にとってフラストレーションがたまる夜の序章にすぎなかった。再三にわたりチャンスをつぶしたチェルシーは、フンテラールに同点弾を許し、シャルケはその粘り強さに相応しい勝ち点1を手にした。
イングランド・プレミアリーグで首位に立つチェルシーは、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)とNKマリボル(NK Maribor)と同居するグループGを勝ち抜けると見込まれるが、この試合では昨季の4強入りからあと一歩前進するのに必要な容赦ないパフォーマンスからは程遠かった。
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、「とても不満が残っている。2-0にする機会は何度もあったし、1-1となってからも素晴らしい反応をみせ、試合に勝てるチャンスはあった」と述べた。
「力強く戦ったシャルケを祝福する。相手の勝ち点1は大きいが、われわれの勝ち点1は、満足とは言えない」
対照的にシャルケのイェンス・ケラー(Jens Keller)監督は、チームのパフォーマンスに興奮を隠せない様子だった。
「チェルシーのようなトップチームに対して、われわれは誇りに思える戦いをした。戦術は完璧にうまくいった」
「相手は、われわれを見くびっていたかもしれない。チームが本当に素晴らしいパフォーマンスで作戦を実行してくれた」
(c)AFP/Steven GRIFFITHS