【9月17日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)は16日、グループリーグ第1節の試合が各地で行われ、グループDのボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2-0でアーセナル(Arsenal)に勝利した。

 チロ・インモービレ(Ciro Immobile)が移籍後の初ゴールを決めたドルトムントは、ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が後半開始直後に追加点を挙げ、昨季の借りを返しホームで快勝を飾った。

 ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いるドルトムントは、序盤からボールを支配し前半だけで15本のシュートを放つと、前半終了前にインモービレの得点で均衡を破る。昨季のイタリア・セリエA得点王に輝いたインモービレは、ローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)をかわすと、フィニッシュを冷静にネット隅に流し込んで先制点を挙げた。

 後半には、飛び出したアーセナルのGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)をかわしたオーバメヤンがゴールを決め、ドルトムントの勝利を決定づけた。

 クロップ監督は、「終始圧倒するような試合展開にしたかった。ほぼ完璧だった」と試合を振り返った。

「いくつかのプレーは語り継がれるものになるだろう。鋭く、断固としたプレーだった」

「チロ・インモービレは非常によくやっていたし、大躍進だった。ゴールへの執念が伝わってきたよ」

 この4シーズンで3度目のドルトムント(Dortmund)遠征となったアーセナルは、マテュー・ドゥビュシー(Mathieu Debuchy)を欠いた状態でこの試合に臨んだ。この結果、エクトル・ベジェリン(Hector Bellerin)が先発として起用され、ダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)もアーセナルでのチャンピオンズリーグデビューを飾った。

 マルコ・ロイス(Marco Reus)やマッツ・フンメルス(Mats Hummels)ら主力が故障による欠場を余儀なくされたドルトムントだが、立ち上がりからスピーディーな攻撃を仕掛けアーセナルを圧倒すると、見た目ほどの弱さは感じられなかった。(c)AFP