【9月12日 AFP】米同時多発テロが起きてから13年となった11日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は追悼式典で「米国民は恐怖に屈しない」と強調した。

 オバマ大統領とミシェル・オバマ(Michelle Obama)米大統領夫人はホワイトハウス(White House)で厳粛に黙とうした後、2001年9月11日に国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)にハイジャックされたジェット機が激突した国防総省(Pentagon)に赴いた。

 オバマ大統領は、ジェット旅客機4機を燃料満載の爆弾に変えた「テロ細胞」は、米ニューヨーク(New York)の世界貿易センタービル(World Trade Center)のツインタワーをはじめとする米国の象徴的な建物を破壊する以上のことをしようとした、と述べた。「彼らはわれわれの精神をくじき、彼らの破壊力が、耐え忍んで築き上げるわれわれの能力より高いことを世界に示そうとした」

 しかし、アルカイダは米国の忍耐力を過小評価したとオバマ大統領は述べた。 「われわれは進み続ける。なぜなら米国民は恐怖に屈しないからだ。絶対に」

 同大統領は、このわずか数時間前に国民向けのテレビ演説で、中東の過激派「イスラム国(Islamic State)」に対し、新たな無期限の軍事作戦を遂行する意思を表明していた。(c)AFP/ Stephen COLLINSON