【9月10日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、10日に発行する年次業績報告書で、昨シーズンの収入が4億2000万ポンド(約720億円)と過去最高額を更新したと発表する見込みとなった。

 レプリカユニホームが全世界で200万枚が売れたことも手伝い、利益は2500万ポンド(約43億円)に達する見込みとなっている。

 また今回の報告では、デビッド・モイーズ(David Moyes)元監督の違約金についても詳細が明かされる。モイーズ元監督は、チームを長らく指揮し、数々のトロフィーをもたらしたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏の後任としてオールド・トラフォード(Old Trafford)へ招へいされたが、1シーズンもたずに解任された。

 しかし今回の発表では、昨シーズンまさかのリーグ戦7位に低迷し、大きな収入源である欧州カップ戦出場を逃したことによる損失の規模は、明かされないとみられている。

 目を引く予想額の数々は、すでに8月にニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)での株の追加公開に向けた目論見書のなかで紹介されている。ユナイテッドは、米国の富豪グレーザー(Glazer)家が株の過半数を保有している。

 目論見書によれば、昨シーズンの総収入は4億2900万ポンド(約735億円)から4億3400万ポンド(744億円)に上り、12-13シーズンと比べて18パーセントから19パーセント増加する見込みだという。

 利益は2300万ポンド(約39億円)から2500万ポンド(約43億円)と、2012-13シーズンの1億4640万ポンドから減少する予定だが、この利益は税額控除による例外的なものだった。

 また、ユナイテッドブランドのライセンス化商品は、昨年およそ500万点が売れ、なかでもレプリカユニホームは200万枚を売り上げた。(c)AFP