【9月4日 AFP】米政府は3日、ウクライナ西部ヤボロフ(Yavoriv)で今月開かれる合同軍事演習に、陸軍第173空挺(くうてい)旅団の隊員約200人を派遣すると発表した。

 今年初めにウクライナ政府と親ロシアの分離独立派との戦闘が始まって以降、米軍の地上部隊がウクライナに入るのは初めて。米国防総省は演習について、ウクライナとの結束を示す機会だとしている。

 国防総省のスティーブン・ウォレン(Steven Warren)報道官は、毎年行われている軍事演習「ラピッド・トライデント(Rapid Trident)」を今年は9月13~26日に実施し、両国を含む十数か国の軍が参加すると説明した。演習には手製爆弾による攻撃への対応が含まれており、「平和維持に向けての演習」になるという。

 また当局によると、黒海(Black Sea)では来週から海上演習も始まり、米・ウクライナ両海軍のほか、トルコ、グルジア、ルーマニアをはじめとする各国軍が参加する予定だ。(c)AFP