【9月3日 AFP】中国国営新華社(Xinhua)通信が2日夜に報じたところによると、南西部の重慶(Chongqing)で集中豪雨による災害が発生し、同日までに11人が死亡し、27人が行方不明になっている。

 周辺地域では住宅数千棟が倒壊する被害が出ており、地元当局によると住民およそ4万人が避難している。

 また地元の治水対策当局によると、長江(揚子江、Yangtze River)が流れる重慶・奉節県(Fengjie)では地滑りによって2つのせき止め湖ができており、水位が1時間に1メートルの速さで上昇しているという。この周辺地域では、住民1千人以上が避難している。

 新華社通信によると、行方不明者27人の中には1日に発生した地滑りで行方が分からなくなっている炭鉱作業員11人が含まれている。今回の豪雨で崩壊した住宅は合わせて2251棟に上り、そのほかにも約2万5000棟が損壊したという。(c)AFP