【9月1日 AFP】英スコットランド(Scotland)中部パースシャー(Perthshire)のバーナム(Birnam)で前週末、スコットランドの伝統料理ハギスの大食い世界大会が開催された。

 スコットランドの伝統競技を競う運動会、「ハイランドゲームス」の同地大会が今年で150回を迎えたのを記念して開かれたもの。ハギスとはヒツジの内臓を挽き肉にし、穀類やスパイスを加え、ヒツジの胃袋に詰めて茹でたスコットランド特有の料理だ。

 第150回バーナム・ハイランドゲームス(Birnam Highland Games)では、緑豊かなパースシャーの牧草地で民族衣装のキルト姿の屈強な男たちが「ハンマー投げ」や巨大な丸太(ケイバー)を放り投げる「ケイバー投げ」に挑んだ。

 ハギス大食い大会で世界チャンピオンの座を手にしたのは、マーティン・ブリストウ(Martin Bristow)さんで、地元ラジオのハート・スコットランド(Heart Scotland)によると、ハギス1ポンド(約450グラム)を1分47秒でたいらげた。

 政治とは無縁のはずのスポーツ大会も、18日に迫った英国からの独立の是非を問う住民投票をめぐる論争を免れない。会場内では独立賛成派と反対派がそれぞれ、支持者取り込み運動を繰り広げていた。(c)AFP