【8月23日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2014)のプレーオフ初戦、ザ・バークレイズ(The Barclays 2014)は22日、米ニュージャージー(New Jersey)州パラマス(Paramus)のザ・リッジウッド・カントリー・クラブ(The Ridgewood Country Club)で2日目が行われ、アダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)が4連続バーディーを奪う猛攻で、キャメロン・トリンゲール(Cameron Tringale、米国)と並ぶ通算8アンダーの首位タイに浮上した。

 前回覇者のスコットは、この日スコアを6つ伸ばしたものの、パー5の3番で唯一のボギーをたたき、残り2つのパー5のホールをイーブンとしてしまったことを嘆いた。

「今日はパー5のホールを1オーバーで終えてしまった。4打でいけるところだったし、10フィート(約3メートル)のパットをことごとく外した」

 昨年は最終日の猛チャージでタイトルを獲得したスコットは、この日、1番でバーディーを奪うと、3番で唯一のボギーを記録、しかし5番からは4連続バーディーを奪取する。12番でもバーディーを追加したスコットは、最終18番もアプローチがさえ、2日目をバーディーで締めくくった。

 史上5人目のPGAツアー4連勝を目指す世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)も、スコアを6ストローク伸ばして初日の遅れを取り戻し、通算3アンダーの27位タイに浮上。

 第143回全英オープン(The 143rd Open Championship)と第96回全米プロゴルフ選手権(2014 PGA Championship)を制し、喜びに浸っていたことが初日の乱調を招いたとしていたマキロイは、2日目を終え「調子が良くなってきた感覚」と話し、「これまでの努力が報われている。リズムと流れを取り戻した。自分のゲームがそこまで来ていることは分かっていた。あとは、自分に与えられたチャンスに気付くだけだったんだ」と自信をうかがわせた。

 スコットと首位タイに並ぶトリンゲールは、ツアー初優勝を目指している。(c)AFP