【8月18日 AFP】陸上・短距離の五輪メダリストで、世界記録保持者のウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)が17日、夏季五輪開催を2年後に控えるブラジル・リオデジャネイロ(Rio De Janeiro)のコパカバーナ・ビーチ(Copacabana Beach)で、今年初めて100メートルのレースに出場した。

 ボルトは前日に行われた記者会見で10秒を切るタイムを予想していたが、優勝タイムは10秒06だった。

 マーク・ルイス-フランシス(Mark Lewis-Francis、英国)が10秒42で2位に、ジェファーソン・リベラト(Jefferson Liberato、ブラジル)が10秒44で3位に入った。

 ボルトが100メートルに出場するのは、昨年9月に9秒80を記録したベルギー・ブリュッセル(Brussels)でのダイヤモンドリーグ(IAAF Diamond League 2013)以来となる。

 ボルトは地元テレビ局グロボ(Globo)に対し、「スタートは悪かったけれど、レース終盤に落ち着きを取り戻した」と語った。

「少し体が重いと感じた。これから、もっとレースをこなして、体重を絞っていく必要がある」

 27歳のボルトは、2016年に自身最後の五輪に臨み、2017年の第16回世界陸上ロンドン大会(14th IAAF World Championships in Athletics London)終了後に現役を引退すると表明している。(c)AFP