【8月18日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第4戦、全米女子プロ選手権(Wegmans LPGA Championship 2014)は17日、米ニューヨーク(New York)州ピッツフォード(Pittsford)のモンローGC(Monroe Golf Club)で最終日が行われ、ブリタニー・リンシコーム(Brittany Lincicome、米国)とのプレーオフを制した朴仁妃(Inbee Park、パク・インビ、韓国)が、通算11アンダーで連覇を飾った。

 メジャー通算5勝目を挙げた朴は、2013年に驚異のツアー6勝を記録したが、今季は、6月のマニュライフ・ファイナンシャルLPGAクラシック(Manulife Financial LPGA Classic 2014)までタイトルに見放されていた。

 スーザン・ペターセン(Suzann Pettersen、ノルウェー)と並ぶ2位タイで最終日を迎えた朴は、この日スコアを2ストローク伸ばした。

 17番でバーディーを奪った朴にプレッシャーをかけられたリンシコームは、パーでまとめれば優勝が決まった最終18番で、まさかのボギーをたたいてしまう。

 パー4の18番で行われたプレーオフ1ホール目、両選手は2打目でグリーンを捕らえることができない。アプローチがさえないリンシコームを尻目に、朴はピン側1メートルに寄せ、そのままパーパットを沈めると、1打差でこの戦いを制した。

 17歳のリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)は、通算8アンダーの単独3位に入っている。

 元世界ランク1位の朴は、現在の3位から2位に浮上する可能性が高い。また、全米女子プロ選手権での連覇は、2005年に3連覇を飾ったスウェーデンのアニカ・ソレンスタム(Annika Sorenstam)氏以来の快挙となった。(c)AFP