【8月15日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2014)は14日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第8シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-7、6-4、7-6で第11シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)に勝利し、準々決勝に駒を進めた。

 2008年大会と2011年大会王者のマレーは、第3セットの第12ゲームでマッチポイントを2度許しながらも、イズナーのミスに助けられてピンチをしのぐと、パッシングショットとサービスエースを決め、6-6でイズナーに追いつき、タイブレークに持ち込んだ。

 そして、合計14本のサービスエースを記録したマレーは、強力なサーブを武器とするイズナーとの2時間以上にわたる試合を制した。

 2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)以来となるタイトル獲得を目指すマレーは、1月に背中の故障から復帰して以降、本来の調子を取り戻せずに苦しんでいた。

 27歳のマレーは、27本のウイナーを記録した一方で、21本のアンフォーストエラーを喫し、ブレークポイントも5本中1本しか決められなかった。

 大会通算3度目の優勝を目指すマレーは、準々決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)対ガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)の勝者と対戦する。

 一方、2013年大会決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に敗れ、準優勝に終わっていたイズナーは、この日21本のサービスエースを記録したが、2年連続決勝進出には届かなかった。(c)AFP