【8月13日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2014)は12日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第12シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)は1-6、4-6でロシアのミハイル・ユーズニー(Mikhail Youzhny)に敗れ、大会から姿を消した。

 29歳のツォンガは、2日前に行われたロジャーズ・カップ2014(Rogers Cup 2014)決勝で、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破り、ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)シリーズ2勝目を挙げたばかりだった。

 栄光を手にしたばかりのツォンガは、心身ともに疲労が蓄積していたのか、数日前にトロント(Toronto)でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とアンディ・マレー(Andy Murray、英国)を退けた強さをみせることができなかった。

 ツォンガは、「簡単じゃないね。コンディションを猛スピードで調整しなくてはいけない」とすると、「雨のせいで昨日は練習ができなかった」と話した。

「でも、それが一番の理由じゃない。コートですべてを出したが、今日の僕には最高のレベルでプレーする何かが欠けていた」

「先週の大会で力を出し切った。試合前までは大丈夫だと思っていたけど、コートでそうじゃないことに気付いたんだ。実際そうだった」

「ベストを尽くしたけど、厳しかったね」

 これまで3度出場しているW&Sオープンで、わずか1試合しか勝利したことがないツォンガは、不安を抱えた状態で、25日開幕の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)に臨むことになる。

「十分に体を休めて、全米オープンに備える。大きなチャレンジだ。その後の(国別対抗戦)デビスカップ(Davis Cup)も僕にとっては重要な試合だ」

「これから控える大会に、万全の状態で臨めるよう準備することが大切だ」

(c)AFP/Scott Williams