【8月13日 AFP】米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)近郊の自宅で11日に死亡しているのが見つかった米オスカー俳優ロビン・ウィリアムズ(Robin Williams)さん(63)について、地元警察は12日、寝室で見つかった遺体の首にはベルトが巻きつけられ、手首には浅い切り傷があったと発表した。

 ウィリアムズさんは生前、重度のうつと闘っていた。同州マリン(Marin)郡保安官事務所は、捜査は継続中としながらも、死因はやはり自殺という見方が強いとしている。

 同郡検視官助手のキース・ボイド(Keith Boyd)警部補は記者団に対し、死因は「首つりによる窒息」だったと述べた。遺体を発見したのはウィリアムズさんの秘書で、その時の状況について「座った状態で反応がなく、首の周りにはベルトが巻きつけられ、ベルトのもう一端はクローゼットの扉とその扉の枠との間に押し込まれていた」と語ったという。

 さらにボイド氏は、「その時点でウィリアムズさんの体は冷たくなっており、死後硬直が認められた」と伝えた。また左手首の内側には、複数の浅い切り傷も見つかったとしている。

 ボイド氏は、遺書が見つかったかどうかについては言明を避けたが、刃に乾いた血が付着したポケットナイフを調べていることを明かした。死因が確定するのは毒物検査の完了後になるという。(c)AFP