【8月11日 AFP】サッカー親善試合が10日、オーストラリアのシドニー(Sydney)で行われ、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)が3-2でAリーグ・オールスターに勝利した。

 昨季のセリエA王者ユベントスは、終盤にポール・ポグバ(Paul Pogba)とシモーネ・ペペ(Simone Pepe)が立て続けにゴールを決め、逆転勝利を収めた。

 かつてユベントスで活躍したアレッサンドロ・デル・ピエロ(Alessandro Del Piero)が主将を務めたAリーグ・オールスターも、主力を揃えたユベントスを相手にリードを2度も奪い、ANZスタジアム(ANZ Stadium)で勝利をつかみかけたが、最後に力尽きた。

 Aリーグ・オールスターは前半9分、昨季のリーグ最優秀選手に輝いたトーマス・ブロイヒ(Thomas Broich)のパスからアルゼンチン出身のマルセロ・カルスカ(Marcelo Carrusca)が冷静にゴールを決め、先制に成功した。

 対するユベントスは後半15分、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から加入したパトリス・エヴラ(Patrice Evra)のクロスから、スペイン代表の長身FWフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)が強烈なヘディングシュートをたたき込み、同点に追いついた。

 それでもAリーグ・オールスターは後半32分、オーストラリア代表のトミ・ユリッチ(Tomi Juric)が約15メートルの距離から左足でシュートを決めて勝ち越すと、そのまま勝利を手にするかのようにみえた。

 しかしユベントスは、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で最優秀若手選手に選出されたポグバが胸トラップからシュートを決め、試合残り2分で同点に追いつくと、さらに迎えた後半ロスタイム、CKを相手がクリアしきれなかったところから、ペペがこぼれ球をダイレクトで豪快にけり込んで決勝点を挙げた。(c)AFP