【8月10日 AFP】国連(UN)は8日、東アフリカでは過去60年で最悪とされた2011年の干ばつの後も、雨不足と複数の紛争により、1400万人以上が食糧支援を必要とする状況に置かれていると発表した。

 2011年の干ばつではソマリアの一部地域で飢餓宣言が出され、食糧不足で25万人以上が死亡し、東アフリカの4か国で合わせて約1200万人が干ばつの影響を受けた。ソマリアの死者の約半数は子供だった。

 国連によると、現在の状況は2011年の惨状には程遠いが、それでもエチオピアで約270万人、ケニアで約130万人が緊急支援を必要としており、その多くが隣国ソマリアからの難民だという。また、ジブチでも約12万人が支援を待っている。

 スーダンでは約500万人が危機的状況にあり、南スーダンでは約350万人が困難に直面している。ブルンジ、ルワンダ、ウガンダも支援が必要な状況にある。(c)AFP