【8月9日 AFP】男子テニス、ロジャーズ・カップ2014(Rogers Cup 2014)は8日、カナダ・トロント(Toronto)のレクソール・センター(Rexall Centre)でシングルス準々決勝が行われ、第13シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)が7-6、4-6、6-4で第8シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)から6年ぶりに勝利を収め、準決勝に進出した。

 ツォンガが2時間15分以上に及んだ試合を制した一方で、マレーは2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)で優勝したのを最後に、タイトルから見放されている。

 27歳のマレーの今季最高成績は、全仏オープンテニス(French Open 2014)とアビエルト・メキシコ・テルセル(Abierto Mexicano Telcel 2014)での準決勝進出となっている。

 マレーは3回戦で第12シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)が腹部の負傷により棄権したため、不戦勝で準々決勝に駒を進めていた。

 一方、ツォンガは3回戦で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破っており、世界ランク10位以内の選手から勝利を収めたのは今大会2度目となっている。

 ツォンガはこの試合まで世界ランク9位のマレーとの通算対戦成績を1勝9敗としていて、最後に勝利したのは2008年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2008)男子シングルス1回戦だった。

 ツォンガは準決勝で、第7シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは同日行われた試合で、ケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に5-7、7-5、7-6で勝利している。(c)AFP