【8月6日 AFP】NBAファイナル王者のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)が、WNBAの選手、ベッキー・ハモン(Becky Hammon)をアシスタントコーチとして雇用することが分かった。女性がNBA球団でレギュラーシーズンのコーチングスタッフを務めるのは、史上2人目となる。

 37歳のハモンは、2001-02シーズンにクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)でコーチを務めたリサ・ボイヤー(Lisa Boyer)氏以来、2人目の女性NBAコーチとなる。ボイヤー氏は非常勤だったが、ハモンは常勤のコーチとして新シーズンに臨む。

 スパーズを率いるグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)は、「ベッキー・ハモンがスタッフに加わるのを楽しみにしている。彼女のバスケIQや誠実な仕事ぶり、対人スキルは、間違いなくチームに大きな利益をもたらすだろう」とコメントした。

 ハモンは現在、米女子プロバスケットボール協会(WNBA)のサンアントニオ・スターズ(San Antonio Stars)でプレーしているが、シーズン終了をもって退団することを発表している。

 WNBAオールスターゲームの常連でもあるハモンは、ドラフト外から1999年にリーグ入り。ニューヨーク・リバティ(New York Liberty)で8シーズンを過ごした後、ここ8年はスターズでプレーしている。

 ハモンはWNBA通算で、平均13.1得点3.8アシスト2.5リバウンドの成績を残している。(c)AFP