【7月30日 AFP】日本マクドナルド(McDonald's Holdings Japan)は30日、全国3000以上の店舗で「豆腐しんじょナゲット」を発売した。同ファストフードチェーンは、中国の期限切れ食肉問題による損失を最小限に抑えようと取り組んでいる。

 日本マクドナルドの広報担当者によると、思いがけないタイミングになったが、豆腐ナゲットの販売は食肉問題が発生する前から準備されていたという。

 日本マクドナルドでは、期限切れ食肉問題を受けて中国・上海(Shanghai)の工場からの仕入れを中止し、すべての鶏肉をタイ製に切り替えた。問題のあった上海の工場らは日本マクドナルドが使用していた鶏肉の約40%を供給していた。

 29日には日本マクドナルドのサラ・カサノバ(Sarah Casanova)社長が謝罪する様子がテレビで放送された。カサノバ社長はこの問題がマクドナルドの収益を押し下げるだろうとの見通しを述べた。(c)AFP