【7月29日 AFP】スペインの裁判所は、同国1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)の脱税疑惑に対する検察側からの起訴見送り要求を棄却し、捜査の継続を命じた。

 メッシと父親のホルヘ・オラシオ・メッシ(Jorge Horacio Messi)氏は昨年、ペーパーカンパニーをベリーズとウルグアイに作り、2007年から2009年の肖像権収入の416万ユーロ(約5億7000万円)を脱税したとして告発されていた。

 メッシとホルヘ氏は容疑を否定しており、昨年9月に裁判所に出廷した際には不正はメッシの元代理人によるものだと主張していた。

 メッシの証言に基づき検察側は訴訟の見送りを求めたが、裁判所は28日、メッシが脱税を「認知し、同意していた可能性もある」として捜査を続行すべきと判断した。(c)AFP