【7月19日 AFP】リビアの首都トリポリ(Tripoli)の国際空港の支配をめぐり争う2つの武装勢力が18日、停戦合意のわずか数時間後に戦闘を再開した。空港当局者と複数の目撃者が明らかにした。

 空港警備関係者はAFPに対し、空港は再び迫撃砲で攻撃され警備施設が被弾したが死傷者はなく、警備隊は反撃したと語ったがそれ以上の詳細は明らかにしなかった。

 同国際空港はロケット弾で航空機と主要ターミナルビルに損害が出ており、13日から閉鎖されている。当局者らは、閉鎖が数か月間続く恐れがあると警告している。

 衝突は、リビア西部のミスラタ(Misrata)のイスラム武装集団が、過去3年間同空港を支配していた同じく西部のジンタン(Zintan)の反イスラム武装集団を攻撃して始まった。

 衝突のわずか数時間前、両勢力が停戦に合意し、空港は中立的勢力の管理下に入るとトリポリ市長が発表したばかりだった。リベラル派の民兵組織「ジンタン旅団」のモクタル・ラクダル(Mokhtar Lakhdar)指揮官はAFPの取材に対し、トリポリ市行政府の権限下で停戦が合意されたと語った。

 一方、民兵組織「ミスラタ(Misrata)」のスポークスマンは、停戦は「空港周辺のみ」で、ジンタン旅団支配下の他の地域は含まれないと述べた。

 リビア政府のムハンマド・アブドルアジズ(Mohammad Abdulaziz)外相は17日、国連安保理(UN Security Council)に対し、空港などの重要施設を守るためリビアの軍と警察の整備に協力するよう求めていた。

「われわれは軍事介入を要請しているのではない。国連から治安専門家チームを派遣してほしいのだ」とアブドルアジズ外相は述べ、もしリビアが過激派と軍閥に支配された『破綻国家』になれば、シリアに至る周辺地域にも悪影響が広がりかねないと警告した。(c)AFP/Imed LAMLOUM