【7月17日 AFP】サッカー日本代表の香川真司(Shinji Kagawa)は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で思うような結果を残すことができなかったものの、所属チームであるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)新監督に、自身の存在感をアピールしたいと意気込みを語った。

 イングランドへの出発を控え、東京・羽田空港(Haneda Airport)で取材に応じた香川は、「とてもわくわくしています」と話した。

「新たなスタートになるので、新鮮な気持ちです。望む結果が出せるかは選手次第。強い意欲を持っています」

 アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督に引き抜かれ、2012年にドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)からユナイテッドへ移籍した香川だが、昨季は後任のデビッド・モイーズ(David Moyes)政権下で、味気ないシーズンを過ごした。

 わずか10か月でモイーズ氏が指揮官の座を失うと、今度は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でオランダ代表を3位に導いたルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督が香川の運命を握ることになった。

 グループ最下位に終わり、W杯で本領を発揮することができなかった香川は、「もっとよくサッカーと向き合い、情熱を注いでチャレンジしていきたい」と意気込んでいる。

 香川には、ユナイテッドとの契約があと2年残っているが、ファン・ハール監督は、これを延長するかどうかを近日中に決断することになる。

 ブラジルでの情けない敗退を「人生で一番悔しい経験だった」と話す香川は、「これを生かせるかどうかはこれからの努力次第」と気持ちを新たにしている。

 コートジボワールとの初戦を1-2で落とし、10人のギリシャから得点を奪うことができず、最後はコロンビアに1-4の大敗を喫した日本代表には批判が集まり、香川や本田圭佑(Keisuke Honda)といった主力選手は厳しい言葉を浴びることもあった。

 ユナイテッドは、今季開幕前に米国で開催されるギネス・インターナショナル・チャンピオンズ杯2014(2014 Guinness International Champions Cup)に出場することになっており、香川はそこで、ACミラン(AC Milan)の本田やインテル(Inter Milan)の長友佑都(Yuto Nagatomo)とも顔を合わせることになる。(c)AFP