【7月16日 AFP】米軍は15日、先月のエンジン出火事故により飛行が中止されていた最新鋭ステルス戦闘機「F35」について、安全に万全を期すために英国で開催中の航空見本市「ファンボロー国際航空ショー(Farnborough International Airshow)」への参加を見送ると発表した。

 同航空ショーは米当局にとって、潜在的な海外の買い手を前にF35を国際デビューさせる絶好の機会と捉えられていたが、参加見送りの決定により、米軍史上最も巨額なプロジェクトとなりながらも既に何年も開発が遅れている同機に、さらなる疑問が投げかけられる形となった。

 一方で、米国防総省のジョン・カービー(John Kirby)報道官によると、米海空軍当局は同日、F35の飛行禁止措置について、飛行3時間ごとのエンジン点検といった幾つかの条件付きで飛行再開を認めたという。(c)AFP/Dan De Luce