【7月14日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝では、ドイツがアルゼンチンを破り優勝を果たしたが、このドイツ代表チームの活躍を南アジア・バングラデシュから一人の熱烈なファンが強力に後押ししていた──。

 同国マグラ(Magura)のスタジアムでは12日、サッカードイツ代表の大ファン、アムジャド・ホサイン(Amjad Hossain)さん(65)が、自ら制作した巨大なドイツ国旗を披露した。農業従事者のホサインさんが作った国旗の長さは3.5キロに及ぶという。

 同日、ホサインさんの行為に敬意を表するため、ファーディナンド・フォンバイエ(Ferdinand von Weyhe)独代理公使がスタジアムを訪れ、独代表チームのファンクラブ生涯メンバーシップおよびユニホームと感謝状をホサインさんに手渡した。

 ホサインさんは2006年W杯ドイツ大会後に旗の作成に取りかかった。制作費用は24万タカ(約31万円)。土地の一部を売却して費用に充てたという。

 なお、ホサインさんがドイツチームの応援を決めたきっかけは、ドイツで作られたホメオパシー薬剤で胆のう結石から回復したためだという。(c)AFP