【7月14日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝、ドイツ対アルゼンチンのキックオフを間近に控え、世界中で盛り上がりがピークを迎えている。

 決戦の地リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)には約10万人のアルゼンチンサポーターが押し寄せ、世界中のテレビ観戦者は数億人になるものとみられている。

 マラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)の7万5000人の前で現地午後4時にキックオフされる試合は、20回のW杯の歴史でこれまでに例がないほど国際的な脚光を浴びている。

 準決勝でブラジルに7-1で勝利して以来、ドイツ国民の期待は高まっており、首都ベルリン(Berlin)のブランデンブルク門(Brandenburg Gate)に設けられるファンゾーンには、最大2万人のサポーターが押し寄せるものとみられている。また、ビアガーデン、バー、スポーツクラブなどのスクリーンの前では、合計数百万人が集まって観戦する見込みとなっている。

 大会前から優勝候補に挙げられていたドイツは、米大陸で開催されるW杯での欧州勢初優勝が期待されている。

 一方アルゼンチンは、ブラジルに渡った多くのサポーターに加え、首都ブエノスアイレス(Buenos Aires)のプラザ・サン・マルティン(Plaza San Martin)で数万人のサポーターが声援を送る。

 アルゼンチンが勝てば、世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に4度選出されている主将のリオネル・メッシ(Lionel Messi)にとってW杯初優勝となり、史上最高の選手として元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏や元ブラジル代表のペレ(Pele)氏の仲間入りに一歩近づくことになる。(c)AFP