【7月8日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のドナルド・スターリング(Donald Sterling)オーナーには、少なくとも3年前からアルツハイマー病の症状が現れていたという。期日に本人が裁判所へ出頭しない中、証人の証言によって明らかになった。

 神経科のメリル・プラッツァー(Meril Platzer)医師は、CTスキャンやPETスキャンなどの一連の検査を行った結果、スターリング氏がアルツハイマー病を患っているという結論に至ったという。

 スターリング氏には、どれくらいの期間「老人性認知症、またはアルツハイマー型認知症」の症状が出ているのかという問いに対して、プラッツァー医師は「少なくとも3年、おそらく5年」と回答した。

 プラッツァー医師は、シェリー(Shelly Sterling)夫人がこの事実に「ショックを受けている」と話した。

 これまでに2万5000人以上の患者を診察してきたというプラッツァー医師は、「彼女は非常に驚いており、ショックを受けています。ご主人に悪いと感じているようです」としている。

 遺産管理などを監督する検認裁判所では、シェリーさんにクリッパーズを売却する法的権限があるかどうかが審理されることになっている。(c)AFP