【7月1日 MODE PRESS】「プラダ(PRADA)」のデザイナー、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)がミラノ・メンズコレクションで、メンズとレディースのコレクションを一緒に披露した。プールサイドに設けられたランウェイには、70年代にインスパイアされた15年春夏の新作に身を包んだ男性モデルと、15年リゾートコレクションを着用した女性モデルが登場した。

 ミウッチャは男女を一緒に見せるのがこれからのファッションのあるべき形であり、ランウェーを性によって分けるのは時代遅れの慣習だと言う。「今日では男女を組み合わせる方がより現実的です。性別で区分されたショーは非現実的ですし、一緒に見せるほうが、リアルで意義深いものになると思います」

 また、メンズよりレディースをデザインするときのほうがデザインの想像力がふくらむことは認めつつも、ジェンダーのステレオタイプに左右されないよう努めていると語った。「女性として、女性らしく考えることから、私の最高のインスピレーションが生まれます。メンズよりウィメンズのデザインをするときの方が、自分が思い描くファンタジーをより具現化する傾向が強いですね。男性がごちゃごちゃ着飾っているのは好きじゃありません。でも基本的にはジェンダーではなく、その人自身を見るようにしています」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS