【7月1日 AFP】サッカーウルグアイ代表ストライカーのルイス・スアレス(Luis Suarez)が30日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でかみついたイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)に謝罪した。

 かみつきに対する処分で大会から追放されたスアレスは、ツイッター(Twitter)で、「ジョルジョ・キエッリーニとサッカー界全体に謝罪します」と投稿し、初めて『かみついた』ことを認めた。

「このような事件をもう二度と起こさないことを天に誓います」

 9試合の出場停止と4か月のサッカー活動禁止に加え、10万スイスフラン(約1100万円)の罰金が言い渡されているスアレスが、かみつき行為で処分を受けるのは今回が3度目となっている。

 キエッリーニと衝突したことについて、スアレスは、「深く後悔しています」と語った。

「接触した際に起きたかみつきによって、キエッリーニが肉体的に被害を受けたというのが真実です」

 大会から追放されて帰国したスアレスは、モンテビデオ(Montevideo)の実家から声明を発表し、「家族と数日過ごし、冷静さを取り戻す機会と、2014年6月24日に行われたイタリアとウルグアイの試合中に何が起きたのか、真実を明らかにする機会を持つことができた」とコメントしている。

 スアレスの謝罪を受けて、キエッリーニは即座に反応し、ツイッターで「すべて忘れた。国際サッカー連盟(FIFA)が君の処分を軽減してくれることを望んでいる」と投稿した。(c)AFP