【7月1日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は30日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝トーナメント1回戦のメキシコ戦でダイブしたことを認めたオランダ代表のアリエン・ロッベン(Arjen Robben)について、処分を科す可能性がないことを明らかにした。

 メキシコ戦では後半ロスタイムに決勝のPKを獲得し、オランダを勝利(2-1)に導いたロッベンだが、試合序盤にPKを獲得するためダイブを試みたものの失敗に終わったことを認めている。

 FIFAのデリア・フィッシャー(Delia Fischer)広報は会見でロッベンのダイブを認めたコメントについて問われたが、処分のあらゆる可能性を否定した。

 フィッシャー広報によると、「審判の目を逃れた極めて悪質なファウル」にのみ、過去にさかのぼった処分が科されるとしている。

 オランダサッカー協会(Koninklijke Nederlandse Voetbal BondKNVB)は30日、「メディアは、ロッベンのオランダ語で行われた試合後のインタビューを完全に誤って解釈している」と発表し、ロッベンを擁護している。(c)AFP