【6月29日 AFP】28日に行われたサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の決勝トーナメント1回戦で、コロンビアに0-2で敗れたウルグアイのオスカル・タバレス(Oscar Tabarez)監督が、コロンビアのハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)をディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏と並べて称賛した。

 マラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)でのウルグアイ戦で、見事なボレーシュートを含む2得点を決めてチームに勝利をもたらしたロドリゲスについて、タバレス監督は「私にとって、特別な才能とは普通とはまったく異なるプレーができる選手のことだ」とコメントした。

「ディエゴ・マラドーナ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)、そしてハメス・ロドリゲス。彼らはそうしたことができる。確かな、恵まれた才能を備えた特別な選手たちだ」

 22歳のロドリゲスが前半28分にペナルティーエリア手前で胸トラップからボールの落ち際を左足でたたくと、シュートはクロスバーの下に当たって入る驚異の先制点となった。

 後半の序盤にロドリゲスは、フアン・クアドラド(Juan Cuadrado)の頭での折り返しから自身2得点目を流し込み、通算得点を5点に伸ばして大会の得点ランキングでもトップに立った。

 タバレス監督は、「彼が今大会の最高の選手だと信じている。言い過ぎだとは思わない。ロドリゲスは若い選手だ。われわれは彼の影響力を抑え込もうとしたが、それをものともせず存在感を発揮した」と話した。

「とても若いから、この先も進化を続けてほしい。サッカーにはこういう個性を持った選手が必要だ」

 準々決勝に勝ち進んだコロンビアは、7月4日にフォルタレーザ(Fortaleza)で開催国ブラジルと対戦する。(c)AFP