【6月28日 AFP】複数の米関係当局は27日、カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)の有名な橋ゴールデンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)に飛び降り自殺を防ぐ網を設置する費用を分担することで合意した。米メディアが伝えた。

 報道によると、ゴールデンゲートを運営している特別目的区「ゴールデンゲート高速道路・輸送地区(Highway and Transportation District)」の理事会は、総額7600万ドル(約77億円)の設置費用の一部を負担し、残りは連邦政府とカリフォルニア州政府が負担する。

 米NBCテレビの地元系列局によれば、橋の両脇に幅6メートルのネットを設置する。工事は2018年に完了の予定だ。

 ゴールデンゲートブリッジが完成した1937年以来、この橋から飛び降りて命を絶った人の数は1400人を超えている。2013年には、年間の自殺者としては過去最多となる46人が投身自殺した。(c)AFP