【6月29日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で2回戦敗退に終わったレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt、オーストラリア)は、5セットマッチの四大大会(グランドスラム)で最も多くフルセットを戦った選手となり、33歳を迎えた現在も「試練を乗り越え」続けていく自信があると話した。

 これが通算16度目のウィンブルドン参戦となったヒューイットは、自身の体に大きな負担をかけながらも、現役を退くことについては「考えていない」としている。

 2002年に世界ランク1位だったヒューイットは、27日に行われた2回戦で5-7、4-6、7-6、6-4、3-6の激闘の末、大会第15シードのイェジ・ヤノヴィッツ(Jerzy Janowicz、ポーランド)に敗れた。

 ヒューイットはこの試合で、オープン化以降、最も多く5セットを戦った選手となった。

 42試合目となる5セットのフルセットを戦い抜いたヒューイットは、アンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏と並んで保持していた、41試合の最多記録を塗り替えた。

 ヒューイットは試合後、「記録はよく分からない。フルセットではなく、3、4セットで決着をつけられる方がよっぽど良いよ。みんなを苦しめることも少なくないみたいだし」と語っている。

 ヒューイットは、5セットマッチのフルセットの戦績を26勝16敗としており、1968年のオープン化以降でこれを超えるのは、29勝9敗を記録したピート・サンプラス(Pete Sampras)氏のみとなっている。(c)AFP/Robin MILLARD