【6月25日 AFP】岸田文雄(Fumio Kishida)外相は25日、北朝鮮が約束した日本人拉致被害者に関する調査の進展について説明を受けるための日朝協議を7月1日に中国・北京(Beijing)で行うと発表した。

 岸田外相によれば、1970年代と80年代に北朝鮮に拉致された日本人被害者について再調査するために北朝鮮が設置した「特別調査委員会」の「組織や構成、責任者について」説明することを、北朝鮮側はこれまでに約束している。

 岸田外相は「特別調査委に(北朝鮮の)すべての機関を対象に調査を行う権限が適切に付与され、それに基づいた調査が実際に開始されることが重要だ。北朝鮮側からの説明の内容をしっかり見極める」と語った。

 日本側は、拉致問題の再調査に進展があれば、北朝鮮への日本独自の制裁を一部解除する方針を示している。(c)AFP