【6月23日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は22日、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)でグループHの試合が行われ、途中出場のディボック・オリジ(Divock Origi)が終盤に決勝点を挙げたベルギーが1-0でロシアに勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

 苛立ちが募る展開となったマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で、19歳のオリジはエデン・アザール(Eden Hazard)のアシストからゴールを決め、試合の均衡を打破した。

 グループリーグ2連勝を飾ったベルギーは勝ち点を6に伸ばし、グループHの首位に立っている。

 試合は両チームとも立ち上がりから猛攻を仕掛けたものの、それは長くは続かなかった。

 ロシアはビクトル・ファイズリン(Viktor Faizulin)がペナルティーエリア手前から得点を狙ったものの、シュートはベルギーのGKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)にセーブされた。

 一方、ベルギーはイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)でプレーするドリース・メルテンス(Dries Mertens)がロシアの選手2人をかわしてゴールに迫ったが、ボールは枠を捉えきれなかった。

 後半に入っても両チーム無得点が続き、ベルギーのマルク・ヴィルモッツ(Marc Wilmots)監督はロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)に代えてオリジを投入した。

 その際、期待外れのパフォーマンスが続き、2試合連続で途中交代させられたルカクは、ヴィルモッツ監督に対して不満をあらわにしていた。

 その後、ケヴィン・ミララス(Kevin Mirallas)の直接FKがポストに嫌われて得点チャンスを逃したベルギーだったが、フランス・リーグ1のリール(Lille OSC)に所属するオリジは試合終盤に決勝点を挙げ、自身の価値を証明した。(c)AFP