【6月19日 AFP】米特許商標局(US Patent and Trademark OfficeUSPTO)は18日、首都ワシントン(Washington D.C.)を本拠地とするナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のチーム「ワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)」の名称が米先住民の蔑称に当たるとして、商標登録の取り消しを決定した。

 この決定は、「レッドスキン(赤い肌)」は人種的な偏見に基づく言葉だと主張してきた米先住民やその支援者たちにとっての勝利となった。ただし、チーム側はこの決定に対し上訴する構えだ。

 チームには今後も、名称の使用継続が認められる。しかし、商標登録が取り消されれば著作権違反や偽造からの法的保護の対象ではなくなる。

 レッドスキンズの商標代理人は、「当然のことながら」上訴すると話した。この問題では2003年にも、チームに商標登録を認める決定が出ている。(c)AFP/Robert MACPHERSON