【6月17日 MODE PRESS】ロシアの伝説的なバレエ団「バレエ・リュス(Ballets Russes)」のコスチュームを一堂に集めた日本初の展覧会「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」が、18日から東京・国立新美術館でスタートする。これに先駆けて17日、内覧会が開催された。

「バレエ・リュス」は1909年にロシア人のセルゲイ・ディアギレフが設立したバレエ団。ワツラフ・ニジンスキー(Vaslav Nijinsky)をはじめとする数々の著名なダンサーや振付家、作曲家などを輩出し、舞踏や舞台デザインの世界に革命をもたらした。「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス」展では、オーストラリア国立美術館が所有する「バレエ・リュス」の衣装コレクションを、初期、中期、後期、解散後の4つの時代に区切って展示。考え抜かれたデザインやカット、鮮やかな色彩や手の込んだ装飾など、当時の技術を駆使して作られた衣装の数々が並ぶ。

 内覧会には会場の音声ガイドを務めたKバレエカンパニーの芸術監督・熊川哲也氏が出席。「バレエ・リュス」の魅力について「最高の芸術家たちが一つの舞台を作るべく結集し、舞台表現の中で自分たちのアートを確立し後世に作品を遺した奇跡のバレエカンパニー」とコメント。音声ガイドについては「言葉のない世界で人々に感動を与えるのがバレエの世界。その先駆者であるバレエ・リュスの素晴らしさを言葉にするのは難しかった」と語った。

【イベント概要】
・「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」
会期:2014年6月18日~9月1日
休館日:毎週火曜日(※8月12日は開館)
開館時間:10:00-18:00(※毎週金曜日、8月16日、23日、30日は20時まで)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
料金:一般 1,500円、大学生 1,200円、高校生 600円

【関連情報】
・「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス」展、国立新美術館で6月18日から
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