【6月4日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2014)は3日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第7シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は1-6、7-5、6-1でスペインのガブリネ・ムグルサ(Garbine Muguruza)に勝利し、準決勝へ駒を進めた。

 シャラポワは、全仏で4大会連続5度目のベスト4進出を果たしている。

 2012年に優勝を飾り、昨年大会(French Open 2013)ではセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に次ぐ準優勝に終わったシャラポワは、準決勝で第18シードのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)と対戦する。

 しかし、四大大会(グランドスラム)全制覇を誇る元世界ランク1位のシャラポワは、2回戦でセレーナを倒した20歳のムグルサに厳しい戦いを強いられた。

 グランドスラムで初めて8強入りを果たした同35位のムグルサは、第1セットを先取すると、次のセットでも5-4のリードを奪う。しかし、闘志を燃やしたシャラポワがここから怒濤(どとう)の反撃をみせ、2時間6分の試合で逆転に成功した。

 4回戦でも、第19シードのサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur、オーストラリア)に最初のセットを奪われたシャラポワは、「第1セットは手の施しようがなかったわ。ガブリネが本当にいいプレーをしていたから」と試合を振り返った。

 第3セットで集中力を失ったムグルサは、この日52個のアンフォーストエラーを犯した。一方のシャラポワは、40個のアンフォーストエラーを記録しながらも、難なく進めた最終セットでは、わずか5個にとどまっている。(c)AFP/Dave JAMES