【6月3日 AFP】中国の国営新華社(Xinhua)通信は2日、2010年にこの世を去った占いタコのパウル(Paul)のように、赤ちゃんパンダによる特別チームを組んで、W杯の結果を予想する中国版動物占いを行うと報じた。

 愛らしいパンダたちは、四川(Sichuan)省南西部にある国営のパンダ繁殖研究基地で、籠から食べ物を選んだり、木に登らせたりして試合の勝者を予想するという。

 中国は、パウルが2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で、触手を使用して数試合の結果を正しく予言し、世界中に名声をとどろかせたように、パンダの予想も当たることを期待している。

 新華社によると、グループステージでは1~2歳のパンダが、勝ち・負け・引き分けに分けられた3つの竹籠から食べ物を選ぶ。

 さらに、決勝トーナメントでは、パンダが対戦国の国旗が印された木に登り、勝者を当てるという。

 しかし、対戦国の国旗を入れた2つの箱のうち1つから貝の仲間やカキなどを選ぶという方法で、8試合の勝敗を見事に的中させたタコの預言者パウルを負かすには、長い道のりを進まなければならない。(c)AFP